capture_31082021_171843以前に愛用の OneMix3のバッテリーを交換した記事を書いて,前回はそのバッテリー容量をWindows10の標準機能で計測する記事を書きました。コロナ禍のため出張がなくなりモバイルする機会が減ったこともあって,バッテリー性能を正直のところあまり気にしていませんでした。とても勉強になります。
 
今回は,実際にバッテリーが何時間持つのか,測ってみました。使用したのは「BBench ver1.01」です。2001年に発表された化石アプリですが,未だにASCII.jpなどの大手レビューサイト様でも使用されている名作アプリです。Windows10で問題なく動作します。ちなみにWindows11では文字化けしますが一応動作します
 
このアプリはやっていることは単純で,一定の間隔でキーボード入力を行い,かつ一定の間隔でリストにあるホームページを巡回します。そして一定の間隔でバッテリーの残量を記録してくれます。100%まで充電してアプリを立ち上げて放置しておくだけでOKです。
 
ただ一点だけ注意点があります。いかんせん化石アプリですので,化石ブラウザであるIE (Internet Explorer) で動作します。タブの概念が無い時代ですので,そのままの設定ではタブを開きまくってメモリ使用率100%を達成してしまいます。
 
IEの設定ボタン ⇒ インターネットオプション ⇒ 全般タブの「タブ」⇒ 「他のプログラムからのリンクを開く方法」を「現在のタブまたはウインドウ」にチェック
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上記に設定しておくことで大量のタブが開かれーる問題が解決します
 
後はバッテリー100%の状態でアプリを起動し「キーストローク出力」「Web巡回」にチェックを入れたら「計測開始」をクリックしてほっておくだけで,強制電源断になるまでの時間を計測してくれます。結果は「bbench.log」にテキストファイルとして出力されます。
capture_31082021_171843
上はOneMix3の電池が尽きる直前の画像です。ちなみに条件は「画面はつけっぱなし,輝度は50%,スリープしない,Wifi接続です。バッテリーは交換済みの互換バッテリーです。「bbench.log」には以下のように記録されています(一部抜粋)。
      1,  97,  0
    526,  93,  0
   1306,  88,  0
   2063,  83,  0
   3086,  76,  0
   4087,  69,  0
   5054,  62,  0
   6107,  55,  0
   7012,  49,  0
   8106,  41,  0
   9039,  34,  0
  10091,  26,  0
  12807,   6,  0
  12970,   5,  0

これは,バッテリーが残り5%になるまで12,970秒 (3.6時間)かかった ことを示しています。日本語キーボードへの交換M.2スロットにLTEモジュールを追加改造しているので,純粋なOneMix3ではありませんのでご留意ください。
 
次に,同じOneMix3「画面はつけっぱなし,輝度は50%,スリープしない,4G/LTE接続の条件下で計測してみたところ,バッテリーが残り5%になるまで9,586秒 (1.8時間) でした。アンテナ感度は良い条件下でしたが,LTE(M.2)の方がオンボードWifiよりもバッテリー消費が多いようですね。
 
ついでにGPD-pocketも計測してみました。条件は「画面はつけっぱなし,輝度は50%,スリープしない,Wifi接続で,バッテリーが残り2%になるまで20,539秒 (5.7時間) でした。ちなみにこのGPD pocketはWindows11にアップグレードしていますのでBBenchは下のように文字化けしています。
GPD
GPD pocketの公式サイトには「フル充電から約12時間(実際の使用条件により変化)」とあるのでヘタっていることになるのかな?でも 5時間持てば十分ですね。
 
以上です☆